朝食はとる?とらない?

昔から、「朝食はしっかりたべなさい」といわれ、学校でも親も子も朝食をしっかり食べることが大事と教わってきました。
朝食をしっかり食べて、夜はひかえめにすることが、肥満防止でもあり、健康によいと聞いてきました。

2017 年のノーベル生理学で話題の「体内時計」についての観点では、体内時計をリセットさせるには、朝日などの光りと朝食が大事である。とされています。

朝日をあびるなどの光りによって体内時計はリセットされる。
けれど、内臓などの体内時計がもうひとつあって、食事のリズムがずれてしまうと、その子時計がずれてしまい。時差ボケのような状態がおこる。
だから、食事のリズムの大切ですよ。という内容のようです。

それとは反対に、朝食は果物だけ。もしくは食べない方がいい!という考え方もあります。

酵素栄養学やホリスティック栄養学、分子栄養学やナチュラルハイジーンでは、図のように人の生1日を3つの時間帯に分けて考えられています。

この時間帯は、サーカディアンリズムからきているもので、人の体の消化活動リズムは、この三つのサイクルで働いているといわれています。

『サーカディアン・リズム(概日リズム)とは、約25時間周期で変動する生理現象で、動物、植物、菌類、藻類などほとんどの生物に存在している。一般的に体内時計とも言う。(Wikipediaより)』

午前4時から正午は、排泄の時間なので、消化に体内酵素を使ったり負担をかけないように、ナチュラルハイジーンで、朝食は果物のみとしていいます。
それ自体が含む消化酵素で消化することができ、体内の酵素は排泄に集中することができるからです。

また、オートファジーって聞いた事ありますか?
2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典教授が解明した自食作用のことですが、空腹状態が約16時間続くとオートファジーが働き、アンチエイジングの効果が得られるといわれています。

なので、20時から正午まで16時間食べず、朝食ぬきの16時間ファスティングを行う方も増えてきています。

これらの考え方から、朝食は食べない方がよい。飽食の現代では胃腸を休めることこそ大切である。

と、大きく2分されています。


どちらのエビデンスがあり、どちらも正しいのかと思います。

ですから、朝食は、食べないではなく。
白米・肉魚などは食べず。
果物、生野菜、味噌汁などの発酵食品など、そのもの自体に消化酵素が多く含まれているものにとどめる。
また、栄養バランスがとれた白砂糖や甘味料など添加されていない酵素ドリンク(植物性発酵飲料)のみとする。

そうすれば、体内時間を乱すことなく、排泄の時間に負担をかけないような食事を行うことになるのではないでしょうか。